泣いた赤鬼と笑った青鬼
1960年頃から1980年頃まで、父は学研の教育映画に携わっており、数多くの人形劇やアニメーションの音楽を作曲しました。子供向けの作品が多数あり、わらしべ長者、ゆきんこ、ベルと怪獣王子、セロひきゴーシュ、彦一とんち話、ふしぎの国のアリス、ねむりの森の王女、うらしま太郎、マッチ売りの少女、シンデレラ、ピアノ動物園、雪の女王、おやゆびひめ、みにくいあひるの子…等々がありました。
その中には、浜田廣介の有名な児童文学である「泣いた赤鬼」も含まれていました。当時の貴重な手書きオリジナル譜に加え、台本と進行表らしきものまで残されています。「泣いた赤鬼」は現在も幅広い愛好者がおり、ネットにはオリジナルの続編を公開している方もいらっしゃるようです。
私もこの話には興味を感じ、独自に続編を考えてみました。タイトルは「泣いた赤鬼と笑った青鬼」としました。これも父の音楽と併せ、いつかどこかで陽の目を見る機会が訪れたら良いなあ…などと勝手に妄想しています。
父の音楽は、残念ながら一度も聴いたことがありませんが、曲とナレーションに絵も加えて、新しいコンテンツにできたら面白いかも…なんて考えています。なお、「泣いた赤鬼と笑った青鬼」は、オリジナルに改編を加えており、後半は全くの創作です。短い文章なので、以下に全文記載しました。お暇な方はご一読いただけますと幸いです。