「サイトウ・メモリアルアンサンブル」プロモーション映像
「サイトウ・メモリアルアンサンブル」のプロモーション映像を作成しました。私が解説をしている映像も一部含まれていますが、画面が暗くて何も見えません…(苦笑)。
そもそも斎藤家には親戚も含め、プロの演奏家が大勢おります。小津映画音楽によるコンサートの企画は以前からありましたが、色々な問題があって実現できずにいました。ただ、正直に申しますと、斎藤家の小津映画及び小津映画音楽に対するリスペクトが足りなかった、又は父高順の功績に対して無関心、無頓着過ぎたということになるのではないでしょうか(苦笑)。
それが、昨年私がYoutubeで「モーメント・ストリングカルテット」が小津映画音楽を演奏している動画を見つけ、ご本人たちにも直接お会いした辺りから事態は急展開しました。「モーメント・ストリングカルテット」の側からしたら、小津映画音楽の著作権継承者から連絡が来たということは、クレームか下手をすると楽曲の無断使用による損害賠償でも請求されるのではないか…と内心ビビったかも知れませんが(笑)。
今年(2016年)は父高順の13回忌にあたりますが、ようやく父からバトンを手渡されたことに気付きました。父は自らの命を削ってまで、数多くの作品を書き遺しました。父は、純粋に曲を書くことだけが自らの使命と考えており、作品を沢山売りたいとか、世間に広めたいとか、もっと有名な作曲家になりたい!といった野心や欲望をまるで持たない人物でした。
したがって、父が遺した作品群の多くは、残念ながらほとんど演奏もされておらず、存在すらあまり知られていません。せっかく楽譜を書き遺しても、出版もされず演奏もされなければ、その作品は存在しないのも同然になってしまいます。父が遺してくれた作品を、広く世間に公表し演奏することこそが、我々遺族に託された使命であることにようやく気が付きました。
今は、インターネットもスマホもある時代です。色々な方法で父の作品を公表し、今後は兄弟を中心としたユニット「サイトウ・メモリアルアンサンブル」による演奏活動を続けていく所存です。それこそが我々の使命であり、ミッションワークと言っても過言ではないでしょう。
そこで、「サイトウ・メモリアルアンサンブル」のプロモーション映像を作成しましたが…、これはアカンやつです!(苦笑)
動画をYoutubeへアップしたものの、クオリティに問題があることは明白なので、すぐに非公開設定へ切り替えました。ただし、ダイジェスト版だけは公開設定のままでしたが、こちらも世間の皆様へお見せできるような代物ではございません(汗)。誠にお恥ずかしい限りですが、自分への戒めの意味も込めて、敢えてそのままにしてあります。色々と不具合の多い動画ですが、もしご興味があれば…。